基本的な生活動作について考えていきます。人間が立って歩くためには何が必要でしょうか?
哺乳類でも馬なんかは生まれた後、直ぐに立ち上がり上手に歩きますが、二足歩行の人間の赤ちゃんは、先ず手足をバタバタさせて、寝返りから覚えてハイハイし、つかまり立ちして歩くことを何回も何回も転びながら学習して上手に歩けるようになります。この学習こそが人間が歩くことにとても重要なプロセスであり、ケガやや病気からの回復についての大切なヒントがたくさん詰め込まれているのです。
ですから、1.寝返り 2.起き上がり 3.立ちしゃがみ などの基本動作の復習は無理なく、格好良く歩くことについての基礎的な身体の使い方を覚えていくためにはとても大切なのです。当院では、どの段階で動きに無理があるのか?自己流になってしまっていないか?など細かい動きに注意しながらリハビリを行い最小で最大の効果が出るようにリハビリをしていきます。
次回は、先ず寝返りから考えてみましょう。